神村学園争う姿勢 通信制サポ校訴訟弁論 松江地裁

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 鹿児島県のスポーツ強豪校「神村学園」高等部通信制課程のサポート校「淡路島学習センター」(兵庫県淡路市)が必要な学習支援を怠ったなどとして、元生徒9人と保護者が学園やセンターの運営業者側に慰謝料など約2131万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、松江地裁(堀部亮一裁判長)で開かれ、学園側は請求棄却を求めて争う姿勢を示した。

 答弁書で学園側は、通信制生徒への学習支援を別組織の運営業者に委託し、学園側には指導・監督権限がないと主張。生活面を含む原告側とのトラブルについて学園側が法的責任を負う立場にはない、とした。

 また運営業者側も請求棄却を求め、主張内容は後日明らかにするとしている。

 センターは昨年4月に開設。プロサッカー選手を目指しながら、高校卒業資格を取得できるとうたい、1期生22人が集まったが同8月末までに10人が辞めた。

 訴状によると、センターでは学習活動がほとんど実施されず、元生徒らには当初、教科書すら配布されなかった。寮では事前説明とは異なる粗末な食事が提供され、業者側は改善要求にも応じなかったとされる。

 昨年12月の提訴を受け、会見した学園の神村裕之理事長は「話し合いで解決したい。誠意を持って対応する」と、当初は和解の意向を示していた。

 元生徒の父親は取材に「(理事長の)会見での言葉は何だったのか。責任を放棄し反省していないように感じる」と話した。(神戸総局取材班)

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