非公開で東京五輪採火式のリハーサル コロナで地元閑散

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東京五輪の聖火採火式が行われるギリシャ・オリンピアの沿道に飾られたギリシャ国旗と日の丸=10日(共同)

東京五輪の聖火採火式が行われるギリシャ・オリンピアの沿道に飾られたギリシャ国旗と日の丸=10日(共同)

 【オリンピア=三井美奈】東京五輪に向けた12日の聖火採火式を前に11日、ギリシャ西部の古代オリンピア遺跡でリハーサルが行われる。新型コロナウイルス感染対策で、リハーサルは非公開。採火式恒例のイベントは中止になり、地元は閑散としている。

 遺跡のあるオリンピア市中心部は、東京五輪を記念する日の丸でいっぱい。夏季、冬季の五輪にあわせて2年ごとに行われる採火式は市が最もにぎわう時期だが、今年は観光客がほとんどいない。

 土産物店を経営するパブロス・リアコプロスさんは「採火式と聖火リレーに合わせ、5千人近い観光客を見込んでいました。キャンセルが相次ぎ、がっかりです」と話す。

 オリンピアは、首都アテネから車で約4時間。市の経済は古代遺跡と五輪観光に依存するだけに、採火式の縮小は大きな痛手になった。ギリシャ・オリンピック委員会(HOC)がウイルス感染対策で、採火式を無観客で行うと決めた際、市関係者からは「いっそ延期してほしい」との声が出た。

 採火式は、古代の衣装に身を包んだ巫女(みこ)が、凹面鏡で太陽光から聖火を起こす儀式。聖火はランナーに引き継がれ、ギリシャ国内でリレーが始まる。今回は東京五輪の組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)関係者ら100人程度が出席する予定。19日には、日本でのリレーに向けてアテネで聖火の引き継ぎ式が行われる。

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