沖縄県は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い自粛していた県主催イベントを16日から再開すると発表した。県内では2月20日以降、感染が確認されていないため。市町村や民間にも同様の措置を取るよう呼びかける。
玉城デニー知事は13日の記者会見で、イベント自粛解除について「感染症の影響が足元の経済活動を急激に低下させている状況に鑑み、開催場所や期間など留意事項を踏まえたうえで必要な対策を十分に講じることを条件に開催の判断をする」と説明した。
開催にあたっては、換気を十分に行ったうえで参加者同士の距離を確保し、アルコール消毒薬の設置や風邪の症状がある人の不参加を求めるなどの措置を行う。高齢者や基礎疾患を持つ人が参加するイベントは引き続き自粛し、新たに県内で感染者が確認されればイベントの中止・延期を検討する。
一方、玉城氏は、マスク・消毒液の確保や雇用調整助成金の積み増しなどの新型コロナウイルス対策費として、約2億円の令和元年度補正予算案、約100億円の2年度補正予算案をそれぞれ18日に県議会に提出する方針を明らかにした。