菅義偉(すが・よしひで)官房長官は17日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が高まっているマスクについて、3月は目標である6億枚を超える量を調達できるとの見通しを示した。4月については「さらに上積みを予定している」と述べ、品薄解消に努力していると強調した。
現状については、医療機関などから優先供給してほしいとの要望があり、「店頭にマスクが並んでいない状況と認識している」と語った。3月中には「再利用できるマスクの増産や緊急輸入などを進め、6億枚を超えるものが確保される」と説明した。
政府はマスク生産設備を増設する企業向けの補助金をつくるなど各メーカーにさらなる増産を要請している。菅氏は「平常時は輸入が7割、国産が3割だが、3月はその比率が逆転する見込みだ」と紹介した。