仙台市は19日、太白区役所の障害高齢課内の金庫に現金で保管していた敬老祝金41万円が紛失したと発表した。
同課によると、今月10日に担当職員が敬老祝金の精算業務を行うために金庫を開けたところ、対象者の死亡などで支給できなかった41万円が紛失していたことが判明。18日に仙台南署に被害届を提出した。
敬老祝金は今年度に88歳を迎える高齢者に1万円、100歳の高齢者に5万円を支給。同課では昨年8月に対象者1048人分の現金1224万円を金庫に保管。同9月から民生委員らを通じて対象者に支給された。同12月9日に今年度の支給が終わり、担当職員が金庫内に敬老祝金が残っていることを確認していた。
金庫は鍵で施錠しており、鍵の保管場所を知っていれば業務時間外に開閉は可能だったという。