【シネマプレビュー】「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

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映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」」(提供写真)

映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」」(提供写真)

 スーパーマンやバットマンを生んだ「DCコミックス」。その悪役らが活躍した映画「スーサイド・スクワッド」(2016年)に登場したハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)を主人公にした、ダークでポップなアクション作品だ。

 クインは、バットマンの敵役であるジョーカーの恋人。今回は、そのジョーカーと破局。“悪のカリスマ”の庇護(ひご)がなくなったと知った暗黒街の面々が、クインの命をつけ狙う騒動を描く。

 「スーサイド・スクワッド」では、セクシーさも強調されていたクインだが、今回は監督が女性のキャシー・ヤン。そのためかどうか、そうした要素を払拭。クインの他にも腕っぷしの強い女性たちが次々に登場し、クインを狙うブラックマスク(ユアン・マクレガー)との対決が軸の物語をグイグイと押し進めて痛快だ。ハートなど女性アーティストたちによる劇中歌もにぎやか。女子会とでもいおうか。日本のアニメや任侠映画、カワイイ文化の影響もありそう。

 20日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。1時間49分。(健)

★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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