RADWIMPSが現在開催中の全国ツアー「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」の横浜アリーナ公演に、BUMP OF CHICKEN、Vaundy、YOASOBIという日本の音楽シーンを牽引する豪華アーティストが出演することが発表された。メジャーデビュー20周年を記念し、ニューアルバム「あにゅー」やトリビュートアルバムのリリースなど精力的な活動を展開中のRADWIMPS。横浜アリーナでの3日間の公演は、ゲストアーティストを迎える対バン形式で、ファンからの大きな期待が寄せられている。
RADWIMPSのボーカル野田洋次郎が自身の公式Instagramで公開した写真
RADWIMPSとBUMP OF CHICKEN:長年の絆がステージで交差
中でも、11月22日に開催されるBUMP OF CHICKENとの対バンは、両バンドのファンだけでなく、日本のロックシーンを追う音楽フリークにとっても驚きと興奮をもたらすだろう。RADWIMPSは活動初期からBUMP OF CHICKENとの音楽的共鳴が囁かれており、事実、ボーカルの野田洋次郎は高校時代からBUMP OF CHICKENから多大な影響を受けてきたと度々語っている。
その影響は、10月にリリースされたニューアルバム『あにゅー』に収録された楽曲「MOUNTAIN VANILLA」の歌詞に如実に表れている。「明けない夜を買ってきたんだよ どこに行こうかね/アジカンとエルレとバンプを爆音で流してさ」という歌詞は、過ぎ去った青春時代へのタイムスリップを思わせる。ここで登場する「バンプ」こそがBUMP OF CHICKENであり、2000年代のロックシーンを象徴する存在だ。野田が学生時代を過ごした約25年前は、まさにBUMP OF CHICKENがメジャーデビューを果たした時期と重なる。RADWIMPS、そして野田にとってBUMP OF CHICKENは青春そのものであり、極めて重要なバンドであることは疑いようがない。長年夢見てきた両バンドの共演が、ついに横浜アリーナのステージで実現する。
日本ロックシーンを彩る夢の共演:B’zとONE OK ROCKの例
今年はRADWIMPSとBUMP OF CHICKEN以外にも、多くのバンド間で夢のような対バンが実現した。6月には神奈川・Kアリーナ横浜でB’zがオーガナイザーを務める「B’z presents UNITE #02」が開催され、THE YELLOW MONKEY、マキシマム ザ ホルモン、ONE OK ROCK、MAN WITH A MISSIONが出演した。特に最終日には、ONE OK ROCKのステージに稲葉浩志が、B’zのステージにONE OK ROCKのTakaがゲスト出演し、共演を果たした。さらに9月に開催されたONE OK ROCKのスタジアムツアー「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025」大阪・ヤンマースタジアム長居公演の2日目には再び稲葉が登場するなど、対バンライブで生まれた絆がその後も深く続いている。
今回のRADWIMPSの20周年記念ツアーにおける豪華対バンは、日本の音楽シーンにおけるバンド間の深い敬意と繋がり、そして新たな音楽的創造の可能性を示している。ファンにとって忘れられない一夜となるだけでなく、今後のロックシーンの発展にも繋がる歴史的な瞬間となるだろう。




