新型コロナ軽症者はホテルに収容 スペイン、病院の負担軽減





19日、スペインの首都マドリードで、軽症者の収容施設となったホテルで「許可のない立ち入り禁止」と書かれた張り紙をする女性(ロイター)

 新型コロナウイルスの感染拡大で増大する病院の患者受け入れ負担を軽減するため、スペインのマドリード自治州で19日、ホテルを軽症者の臨時収容施設として活用する緊急策が始まった。スペイン通信などが伝えた。

 首都マドリードを含む同州は国内で最も感染確認者が多く、全国の約4割を占める。19日は首都中心部の大型ホテルが受け入れを開始。経過観察を要する初期段階や回復最終段階の患者が対象になる。ホテル団体の協力で、40超のホテルの計約9千床が利用可能となった。

 一方、スペイン政府は19日、全土でホテルなど観光宿泊施設の7日間営業停止を発表した。14日の非常事態宣言の時点で宿泊していた客の滞在する施設は除くが、新規の宿泊受け入れは認めないとした。(共同)



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