人工呼吸器、生産倍増へ 2カ月でフィリップス





アムステルダムにあるオランダ電機大手フィリップスの本社(ロイター)

 医療関連事業を手掛けるオランダ電機大手フィリップスのフランス・ファンホーテン最高経営責任者(CEO)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に需要が急増している人工呼吸器の製造を今後約2カ月で倍増させる方針であることを明らかにした。9月までに4倍にするという。ロイター通信に語った。

 ファンホーテン氏は、フィリップスが現在、人工呼吸器を週千台生産していると説明。約2千台を目指し、さらに「生産を増やし続ける。巨大な需要がある」と述べた。

 ただ、1社だけでは需要を満たせないため、ドイツのドレーゲルといった医療機器大手とも連絡を取りながら、生産体制を強化していくという。欧州連合(EU)は各種医療機器の共同購入などを検討している。(共同)



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