群馬県伊勢崎市は23日、同僚4人の財布から現金計5500円を盗んだとして、健康推進部の20代男性主事=窃盗容疑で書類送検=を停職6カ月とし、管理監督責任を問い部長ら上司4人を厳重注意とした。主事は同日、依願退職した。
市によると、主事は昨年2月~今年1月、職場でかばんの中の財布から現金を取り出すなどして、同僚4人から6回にわたり計5500円を盗んだという。
財布の中の現金が少なくなっているのに気付いた同僚が今年1月、スマートフォンを職場に設置。スマホで窃盗行為の瞬間を録画し、上司に報告した。
市の調査に対し、主事は「借金があった」と話しているという。
五十嵐清隆市長は「市民の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしたことに深くおわびする。より一層法令順守、服務規律の確保に全力で取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。