エスパー米国防長官は24日、新型コロナウイルスの急激な感染拡大を沈静化するのに「少なくとも数カ月の計画を立てる必要がある」と語り、在宅勤務や接触制限などの措置を当面続ける必要があるとの認識を示した。
インターネット上で職員や家族の質問に答えるイベントで語った。米軍として感染リスクを下げることを優先する姿勢を示した形だ。
エスパー氏は職員の在宅勤務について「数週間は確実だ。数カ月に及ぶかもしれない」と説明。米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長も沈静化の見通しについて「5月下旬か6月、場合によっては7月までかかる可能性もある」と話した。
国防総省関連では、職員の家族や契約業者も含めて計340人の感染を確認。同省は外部からの訪問者を制限したり、対面での会議を減らしたりしている。(共同)