「助成金の信用を失墜」 不正受給のスパコン開発元社長に実刑

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東京地裁(桐原正道撮影)

東京地裁(桐原正道撮影)

 スーパーコンピューターの開発をめぐり国の助成金6億円超を不正受給したとして、詐欺や法人税法違反などの罪に問われたスパコン開発会社「ペジーコンピューティング」元社長、斉藤元章被告(52)の判決公判が25日、東京地裁で開かれた。野原俊郎裁判長は「助成金の信用を失墜させた」として懲役5年(求刑懲役8年)を言い渡した。

 野原裁判長は「できるだけ多くの助成金を受領しようと、巧妙に費用を水増しするなどした」と指摘。「公金を使う以上、倫理観と透明性が求められるのに自身の研究を優先させ、非難を免れない」と断じた。

 弁護側は起訴内容をおおむね認め、「私腹を肥やすためではなかった」などとして執行猶予付き判決を求めていた。

 判決によると、斉藤被告は、助成事業の開発費を水増しした虚偽の報告書を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に提出し、平成26年3~4月、助成金約6億5300万円をだまし取った。さらにペジー社の法人税約2億3千万円を脱税するなどした。

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