国民民主党の玉木雄一郎代表は25日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う東京五輪・パラリンピックの1年延期方針に疑問を呈した。「来夏に開催できる状況になっているか確信が持てない。楽観的過ぎるのではないか」と述べた。同時に「約1年前から代表選考が始まる競技もある」として、安倍晋三首相に説明を求める考えを示した。
社民党の福島瑞穂党首も会見で「延期の根拠に関する明確な説明がない」と問題視。来年9月までの首相の自民党総裁任期に触れ「首相の任期中に五輪をやるために1年後と決めたのではないか」と指摘した。
一方、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「2年先ではアスリートや経済に与える影響が大きくなる。ぎりぎりのバランスの中での1年延期だと考える」と評価した。