動物虐待摘発、初の百件超 改正法6月施行、厳罰化





保護収容された飼い主不明の子猫
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 全国の警察が昨年中に動物を虐待したとして動物愛護法違反容疑で摘発したのは105件に上り、統計のある平成22年以降で初めて100件を超え過去最多となったことが26日、警察庁のまとめで分かった。インターネット上に虐待動画を投稿して発覚するケースもあり、摘発件数は増加傾向が続いている。

 悪質な動物虐待を防ぐため、罰則を強化した改正動物愛護法が今年6月に施行される。ペットをみだりに殺傷した場合の罰則は「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」から「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」になる。

 警察庁によると、動物の種類別ではネコが最多の66件、次いでイヌが27件で、他にウマやタヌキ、フェレットなど。状態別では、動物を捨てる「遺棄」が49件、飼育放棄など「虐待」36件、「殺傷」は20件だった。



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