五輪延期で中国のスポンサー企業・アリババも「支持」表明


 【北京=三塚聖平】新型コロナウイルス感染拡大の影響で24日に東京五輪・パラリンピックの延期が決まったことに対し、スポンサー企業である中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団は「支持」を表明した。一方、中国メディアは延期によりアリババの事業にも影響が生じるとの見方を示している。

 アリババは、2017年に国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサーになった。28年までの長期契約で、東京五輪はスポンサーになって初の夏季五輪。世界的な認知度を高める機会になることが期待されている。

 本業のインターネット通販事業でも目算が外れることになりそうだ。中国の業界関係者は「鳴り物入りで進めていた五輪のマーケティング活動が停止を余儀なくされる」と北京日報(電子版)に指摘した。中国ではネット通販事業の減速が指摘される中で、アリババは貴重な稼ぎ時を今年は逃すことになりそうだ。



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