米軍基地の衛生警戒を引き上げ 新型コロナ、即応に影響も

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 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のファラー報道官は25日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全世界の米軍基地や米軍施設での保健衛生上の警戒水準を5段階で上から2番目の「レベルC(重大)」に引き上げたことを明らかにした。

 記者会見に同席したフリードリクス空軍准将によると、レベルCへの引き上げで基地への立ち入りは最小限に制限されるほか、大人数の集会が制限され、他の人との間に十分な距離をとることが一層徹底される。

 一方、エスパー国防長官は同日、感染拡大を防ぐために米軍将兵やその家族らが米国外で移動するのを60日間停止するよう命じた。アフガニスタン駐留米軍の撤収は除外される。この措置で約9万人の将兵が影響を受ける見通し。

 エスパー氏は24日の記者会見で、感染拡大を受けて複数の大規模演習が縮小を強いられていると指摘し、そのせいで「即応態勢に一定の影響が出る可能性がある」と認めた。一方で「国内および海外での作戦遂行能力は損なわれないと確信している」と強調した。

 米軍の大規模演習をめぐっては、3月上旬に予定されていた米韓合同演習が延期されたほか、欧州諸国と3月2日からノルウェーで実施していた北極圏合同演習「コールド・レスポンス」を中止した。北大西洋条約機構(NATO)が中・東欧諸国とジョージアで4~5月に予定している合同演習「ディフェンダー・ヨーロッパ20」も大幅な規模縮小が決まった。

 国防総省では25日現在、職員の家族や契約業者なども含め計435人の感染が確認された。

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