26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比1351・62ドル高の2万2552・17ドルで取引を終えた。約2週間ぶりの高値水準。米政府による景気対策への期待が継続し、買いが優勢となった。
新型コロナウイルスの感染拡大で2月中旬に急落して以降、3日連続の上昇は初めて。上昇率は21%に達した。このまま相場の底入れに向かうかどうかが焦点だ。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は413・24ポイント高の7797・54と反発した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が追加金融緩和の可能性に言及したことも好感された。ただ米失業保険申請件数が急増しており、景気後退局面入りを懸念する売りも出た。
銘柄別では、米政府による救済への期待から航空機のボーイングの上昇が目立った。小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも買われた。(共同)