河井克行・案里夫妻の進退に注視 補選の有無が焦点

[ad_1]



(左から)河井克行前法相、河井案里参院議員

(左から)河井克行前法相、河井案里参院議員

 昨年の参院選をめぐる公職選挙法違反事件で、広島地検に秘書が起訴された自民党の河井克行前法相=衆院広島3区=と、妻の案里参院議員=広島選挙区=の進退が注目されている。夫妻は議員活動を継続する意向を示しているが、与野党は水面下で補欠選挙を視野に入れて動き出している。

 「議員活動はしっかりと続けていきたい」

 案里氏は3月25日、自民党の世耕弘成参院幹事長らと面会し、改めて議員辞職しない考えを示した。案里氏は同28日に体調を崩し、東京都内の病院に緊急搬送された。克行氏は同30日、自民党の参院幹部に、案里氏が発熱のためしばらく登院できない旨を伝えた。

 地検は、案里氏の秘書を連座制の対象となる「組織的選挙運動管理者」に認定できると判断し、起訴した。裁判次第では、案里氏が失職する可能性がある。

 克行氏は案里氏の選挙運動を事実上指揮し、違法な報酬を支払った疑いもあるとみて、地検が慎重に捜査を進めている。

 昨年の参院選広島選挙区(改選数2)は、現職の溝手顕正元参院議員会長に、官邸と党本部が後押しした新人の案里氏が挑戦する構図となった。

 党広島県連は、野党候補も交えれば激戦になる可能性が高いとして、案里氏の擁立に反発。しかし、結果は菅義偉官房長官らが応援した案里氏が当選し、溝手氏は議席を失った。

 補選となった場合、溝手氏が所属する岸田派(宏池会)の関係者は「溝手氏の意思を確認する必要があるが、出たい人はたくさんいるだろう」と話す。

 与野党は、克行氏の地盤の衆院広島3区でも補選を見据える。立憲民主党は3月10日、次期衆院選で元会社役員の女性を擁立すると発表した。自民党内でも克行氏が欠けることを念頭に、後継を模索する動きがある。

 河井夫妻は、秘書らが逮捕されて以降、短いコメントを出しただけで、沈黙を貫いている。党広島県連の幹部は自業自得と言わんばかりにこう突き放す。

 「今は党にとっては逆風だが、県連の大多数は夫妻の窮地を喜んでいる」(今仲信博)

[ad_2]

Source link