3月の中国景況感、50上回る 過去最低の前月から急回復

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閑散とする北京首都国際空港の到着ロビー。手前は新型コロナウイルス対策として、フェースシールドで顔を覆った空港スタッフ=27日(共同)

閑散とする北京首都国際空港の到着ロビー。手前は新型コロナウイルス対策として、フェースシールドで顔を覆った空港スタッフ=27日(共同)

 【北京=三塚聖平】中国国家統計局と中国物流購買連合会は31日、景況感を示す3月の製造業購買担当者指数(PMI)が52・0だったと発表した。新型コロナウイルスの蔓(まん)延(えん)に伴う影響で2月は過去最低の35・7だったが、企業活動の再開が進んだことにより大幅に改善。好不況を判断する節目の「50」を2カ月ぶりに上回った。

 統計局はウェブサイト上で、急回復について「多くの企業で生産再開が進んでいる」ことを反映した結果だと指摘。一方で「企業の実際の生産・経営が、既に疾病前の水準に回復したことを意味しているわけではない」と警戒感もにじませている。

 内訳では、生産動向を示す指数が54・1と、2月(27・8)から大幅に上昇した。新規受注も52・0と、2月(29・3)から回復した。

 非製造業のPMIも52・3と、前月(29・6)から反発した。

 中国では、大企業を中心に事業活動の再開が進んでいる。大・中型企業の再開率は、PMIの調査対象企業で25日までに96・6%になった。2月の調査では78・9%だった。

 PMIは「50」を上回れば生産や受注の拡大を、下回れば縮小を意味する。

 中国国内では企業の操業再開が進んでおり、中国政府は新型コロナによる経済影響について「ダメージは短期的だ」という見方を強調してきた。だが、足元で感染が世界でも急速に広がる中で、中国経済の下押し圧力が強まることが懸念されるようになっている。

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