超党派の2020年東京五輪・パラリンピック大会推進議員連盟は2日の総会で、新型コロナウイルス感染拡大による大会延期を受け、来年も五輪開会前日と当日、閉会翌日に祝日を移すため、五輪特別措置法を改正する方針を決めた。交通機関の混雑緩和や警備をしやすくする狙いがある。
来年の五輪は7月23日に開会式、8月8日に閉会式が予定されている。法改正により、来年7月19日の「海の日」を開会式前日の同22日、10月11日の「スポーツの日」を7月23日に移す。さらに、8月11日の「山の日」を閉会式翌日の同9日とする方向だ。これにより、7月22~25日は土日を含め4連休、8月7~9日が3連休となる。
現行法により、今年移動させた3つの祝日は、混乱を避けるためこのまま据え置く考えだ。再来年からは元に戻す。