「ロマンありすぎ」「中島みゆきが歌ってた」 計画に遅れも…《黒部宇奈月キャニオンルート》早ければ2026年に一般開放! いったい何がすごい?


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 長野県の「扇沢駅」から富山県の「立山駅」までの総延長37.2km、最高地点2450mを、乗り物を乗り継ぎながら巡ります。毎年5月に見られる雪の壁で有名な「雪の大谷」など見どころ満載で、いまや日本を代表する観光地となっています。

 今年は11月末を最後に冬季休業に入りますが、26年には立山黒部地域に、新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」が一般開放される予定です(ただし、ルート内の一部のケーブルカーで改修工事が必要となるなど、計画に遅れが出ており、早ければ来年10月開放と予定しているものの、延期の可能性もあるとのことです)。

■「黒部宇奈月キャニオンルート」の内部を見た

 立山黒部アルペンルートのハイライトである「黒部ダム」と「黒部宇奈月キャニオンルート」は、映画『黒部の太陽』(1968年)の舞台になった場所でもあります。

 25年で公開から57年となるこの映画は、世紀の大工事であった黒部ダム建設の壮大なドラマを、関西電力と熊谷組による偉業として描いた作品。

 当時の最新の映画製作技術の粋と、三船敏郎さん(三船プロダクション)と石原裕次郎さん(石原プロモーション)による共同制作で、これ以上にない豪華なキャストの力を結集した渾身の一作。興行収入は16億円におよび、観客動員は800万人を記録しました。

 スタートは、立山黒部アルペンルートの出発点でもある、長野県のJR信濃大町駅。ここからバスで扇沢へ。扇沢から黒部ダムまで、「トロリーバス」という、ガソリンを使わず、架線でトンネル内を走るバスが運行していました(18年に廃止。現在は電気バスに置き換え)。



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