昨年10月の台風19号による線路付近の斜面崩落などで、運休となっている箱根登山鉄道の箱根湯本-強羅間が7月下旬に再開、全線が復旧することが2日、同社への取材で分かった。当初は今秋の見込みだったが、周辺住民の協力で夜間まで復旧工事ができたことや、暖冬で雪が少なかったため早まった。
台風19号により、箱根登山鉄道は全線の約20カ所で倒木や崖崩れなどの被害を確認。小涌谷駅近くでは陸橋が押し流されるなどした。
同社はバスによる振り替え輸送をしているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で乗客は例年に比べ激減している。