「ディズニー玄関口」舞浜駅、ホーム1.5倍に 混雑緩和へ月内着工





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 東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)の“玄関口”となっているJR京葉線の舞浜駅ホーム上の混雑緩和策として、JR東日本が今月中旬から、ホームを1・5倍にする延伸工事を始める。新しくなるホームの使用開始は2年後の春を予定している。

 舞浜駅の平成30年度の一日の乗降客数は約16万6千人。乗降客数は東京ドームの最寄り駅である総武線の水道橋駅とほぼ同じで、若者が集まる山手線の原宿駅よりも多い。JR千葉支社によると、舞浜駅では、特に閉園時間の午後10時前後が混雑し、ホーム上の安全確保のため改札の入場を制限するときもある。

 このため、混雑緩和策として30年度に駅ホームの延伸調査を始め、31年4月にJRと運営会社のオリエンタルランド、浦安市で延伸についての基本協定を締結した。現時点での総事業費は約44億円。オリエンタルランドが半分を負担する。浦安市は駅北口側の駐輪場の一部を工事ヤードとして貸し出すほか、調査費を一部負担した。

 ホームは1面2線。東京(上り)方面側に約45メートル、蘇我・西船橋(下り)方面側に約55メートル、新しくホームを延伸する。全体の面積が現在の1・5倍になる。

 工事の影響で騒音が懸念されるため、駅高架下のJR東のグループ会社が運営する「ホテルドリームゲート舞浜」「ホテルドリームゲート舞浜アネックス」は1日から休館になった。

 TDRは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月29日から臨時休園が続いている。JR千葉支社によると、舞浜駅の定期外の自動改札利用状況は、3月1日からの21日間で、同じ曜日の比較で対前年で89%減と大幅に落ち込んだ。



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