フランス、高齢者施設で大規模検査へ 死者急増で方針見直し

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6日、閑散としているフランス・パリの中心街(AP)

6日、閑散としているフランス・パリの中心街(AP)

 【パリ=三井美奈】新型コロナウイルスで、フランスのベラン保健相は6日、高齢者施設を対象に「大規模な感染検査を行う」と発表した。感染対策が脆弱(ぜいじゃく)な高齢者施設で多数が死亡したための措置で、従来の検査方針を見直した。

 仏政府の6日の発表で、感染死者は8911人。このうち高齢者や障害者施設の入居者は2417人で、27%を占めた。

 政府は当初、医療関係者のほか、高熱などの症状がある人に検査対象を絞っていたが、ベラン氏は今後、「高齢者や障害者、彼らを介護する施設職員らに重点を置く」と述べた。検査チームを施設に派遣し、館内を仕切って陽性と判断された入居者を隔離し、感染が広がらないように指導する方針だ。

 フランスでは高齢者施設での集団感染が相次いで明らかになっている。報道によると、南部カンヌ郊外で約100人が入居する施設で先月20日以降、29人が死亡していたことが発覚。検査の結果、職員約50人中、14人が陽性だったという。約500人が入居するパリの施設でも、約20人が相次いで死亡。入居者の4分の1が陽性と診断された。

 仏の感染統計は当初、病院での集計を毎日発表していた。高齢者施設での感染拡大が指摘され、今月から調査を始めた。高齢者施設の集団感染は、スペインなど欧州各地でも確認されている。

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