現金運搬役の男を逮捕 東京・東村山の民家強盗 警視庁


 東京都東村山市の民家で昨年12月、高齢夫婦が2人組の男に現金を奪われた強盗致傷事件で、警視庁捜査1課は強盗致傷と住居侵入容疑で、川崎市幸区小倉、職業不詳、村上耕太容疑者(35)を逮捕した。村上容疑者は奪った現金の運搬役とみられ、調べに「運搬したが、強盗とは知らなかった」と容疑を一部否認している。この事件での逮捕者は3人目。

 捜査1課によると、事件の6日後に実行役の男2人=強盗致傷罪などで起訴=が、神奈川県内にある村上容疑者の関係先に奪った現金を置いており、村上容疑者がさらに別の場所に数百万円を運んだとみられる。実行役と村上容疑者に面識はなく、捜査1課はそれぞれに指示した人物がいるとみている。

 逮捕容疑は実行役の男らと共謀して昨年12月23日午前0時ごろ、東村山市秋津町の自営業の男性(84)宅に侵入し、カッターナイフを示して「カネを出せ」などと脅迫。現金約470万円を奪った上、男性と妻(84)を結束バンドで縛るなどしてけがを負わせたとしている。



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