米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が9日、世界全体で9万人を超えた。7日に8万人を上回ったばかりだった。数日ごとに1万人以上増える状態が依然として続いており、被害拡大が下火になる気配は見えていない。感染者は9日、世界全体で150万人を超えた。
死者数が初めて1万人を超えたのは3月20日で、昨年末に世界保健機関(WHO)に感染例が初めて報告されてから約2カ月半強が経過していた。その後、死者数は急増し、3月25日に2万人を上回った後は数日ごとに、死者が1万人以上増えてきていた。
死者数が最も多いのはイタリアで1万8279人。1万6千~1万5千人台の米国とスペインが続き、この3カ国だけで世界全体の死者の約半数を占めている。(共同)