1日付で第3管区海上保安本部長に就任した遠山純司(あつし)氏(59)が10日、横浜市中区の横浜第二合同庁舎で記者会見し、「国民生活の安全安心を海から支え、全力を挙げて業務に取り組んでいく」と抱負を述べた。
遠山本部長は、1年程度延期となった東京五輪・パラリンピックの海上警備について「積み上げてきた諸準備を着実に実施し、職員の士気と警備能力のさらなる向上に努める」と強調。猛威を振るう新型コロナウイルスへの対応については「水際対策に万全を期し、われわれに課せられた責務をしっかりと果たしていく」と話した。
遠山本部長は熊本県出身。昭和56年に海上保安庁に入り、第9管区海上保安本部(新潟市)の警備救難部長、第11管区同本部(那覇市)の次長、第10管区同本部(鹿児島市)の本部長などを歴任した。