「先が見えない」台風19号半年、復旧目前にコロナ直撃 宮城の会社社長苦悩

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工場内で、新型コロナウイルスの感染拡大により、台風からの復旧が遅れていると説明する中里秀雄社長=6日、宮城県丸森町(塔野岡剛撮影)

工場内で、新型コロナウイルスの感染拡大により、台風からの復旧が遅れていると説明する中里秀雄社長=6日、宮城県丸森町(塔野岡剛撮影)

 昨年10月、各地で記録的な豪雨となり、多数の犠牲者が出た台風19号は、12日で上陸から半年を迎える。宮城県丸森町の金属加工会社「中里工業」も土砂流入の被害を受けたが、完全復旧を目前に控えていたところに、今度は新型コロナウイルスの感染拡大によって中国から溶接機の部品が届かないトラブルに見舞われた。相次ぐ試練に、同社の中里秀雄社長(44)は「先が見えない」と苦悩をにじませる。

 鉄を加工して金網を製造している同社の工場は同町の五福谷(ごふくや)地区に位置しており、台風時には近くを流れる五福谷川が氾濫。工場には大量の土砂が流れ込んだ。中里さんによると、土砂は約3メートルの高さまで達したところもあった。

 土砂の流入によって鉄を加工する機械13台が故障。新たな機械の購入費など損害は約3億5千万円に上った。中里さんは「被害がここまでになるとは思わなかった。工場を別の場所に移しての再建も考えたが、現実的ではなかった」と打ち明ける。

 工場内の土砂の掃き出しは、台風から約2カ月で終えることができた。3月末には新しい溶接機の納入を控え、完全復旧の目前まで来ていた。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で中国の部品メーカーの物流が滞り、機械が届かない事態に陥った。

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