台湾プロ野球が開幕 無観客、感染者出れば中断





無観客で行われた台湾プロ野球の開幕戦=台中市(中華職棒大連盟提供・共同)

 台湾プロ野球は12日、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた公式戦が開幕した。無観客にすることで開催にこぎ着けた。観客を入れた通常開催の見通しは立っていないが、世界中のスポーツイベントが延期や中止を余儀なくされている中での開幕で海外からも注目されている。

 台中市で中信兄弟-統一が行われた。新規参入の楽天は少しでも試合を盛り上げようと桃園市にある本拠地球場のスタンドに観客に見立てたマネキンや看板を置くなどして試合に備えたが、開幕日の11日に続いて雨天中止となった。

 本来3月14日だった開幕日は感染が広がるにつれて延期された。当初はシーズンチケット購入者の観戦を認める方針だったが、感染防止の観点から取りやめた。夏のオールスター戦開催は見送り、各チームが前後期全120試合を消化することを優先した。台湾政府から外出禁止令が出た場合や選手らチーム関係者に感染者が出た場合にはリーグは中断される。(共同)



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