齊藤さっこ「ライブハウス危機でも歌い続けたい」

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ライブハウスを中心に活動するシンガー・ソングライター、齊藤さっこ=東京都杉並区(石井健撮影)

ライブハウスを中心に活動するシンガー・ソングライター、齊藤さっこ=東京都杉並区(石井健撮影)

 シンガー・ソングライターの齊藤さっこ(40)は、途方に暮れた。ライブハウスを中心に活動してきたが、3月に入ると出演が次々中止になったのだ。昨年は年間140本のライブをこなし、今年はさらに増えるはずだったが、4月はいったんすべて白紙になった。

 大学を出てからずっとライブハウスで歌ってきた。自分で弾くピアノだけを伴奏に、澄んだ声で物語のような歌詞を歌うと、だれもが短編映画を見る思いになる。その独特の歌世界は最新アルバム「何のための音楽、間違いなくきみのための音楽」で堪能できる。

 「音楽が楽しいからライブはやめられない。のっぴきならない事情でもない限り、歌い続ける自信があります。今、私の収入源はライブしかないですし」

 今年1月、東京都内のライブハウスで笑顔で語っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりライブハウスは休業を余儀なくされる事態となった。

 途方に暮れたが、「このまま何もしないわけにはいかない」と、自宅で歌う動画をインターネットで配信し始めた。仮想通貨の寄付機能も導入した。また、無観客ライブをネット配信して電子決済で収入を得る試みに着手したライブハウスも現れた。「“ネット越し”は、本物のライブとは別物だけど…」と戸惑いながらも出演している。

 ライブハウス関係者は、「感染拡大防止のため、安心して休業したい」と文化施設への助成金を求め、30万人分の署名を集めて国会議員らに働きかけている。(石井健、写真も)

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