ＮＨＫは１４日、新執行部体制を発表した。同日の経営委員会で同意を受けた。松坂千尋理事と中田裕之理事が専務理事に昇格し、番組制作のトップである放送総局長については、退任する木田幸紀専務理事に代わり、正籬（まさがき）聡副会長が務める。発令は２５日付。
新たに理事に任命されるのは、角（かど）英夫広報局長、若泉久朗（ひさあき）札幌拠点放送局長、松崎和義営業局長、小池英夫報道局長、田中宏曉（ひろあき）経営企画局長、林理恵国際放送局長の６人。木田専務理事、荒木裕志専務理事、松原洋一理事、黄木（おおぎ）紀之理事、鈴木郁子理事の５人は２４日の任期満了に伴って退任する。
前田晃伸（てるのぶ）会長は「ＮＨＫが放送と通信の融合時代にふさわしい『公共メディア』への進化を遂げつつある中、これに伴う持続可能な業務推進体制を構築するのに必要な改革をスピーディーに進めるため、世代交代を図りながら、改革意欲を強く持ちスピード感も備えた人材を適材適所で起用した」とするコメントを発表した。
