川崎市内の高齢者からキャッシュカードをだまし取り、現金計100万円を不正に引き出したとして、神奈川県警高津署は15日、詐欺と窃盗の疑いで、神戸市西区桜が丘西町の無職、川内英勢被告(21)=別の詐欺罪で起訴=を再逮捕した。黙秘している。
再逮捕容疑は令和元年8月26日、氏名不詳者と共謀し、川崎市高津区に住む80代の無職女性宅に区役所職員を名乗って電話をかけ、「保険料の還付がある」などと嘘を言い、自らが金融機関職員に成りすまして、女性宅でキャッシュカード2枚を詐取。同日中に6回にわたり、区内のコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で女性名義のカードを使い、現金計100万円を引き出したとしている。
同署によると、川内容疑者はこれまでに、同市と相模原市で同様の犯行に関与したとされ、同県警による逮捕は今回で3回目。同署が余罪の有無などを調べている。