橋本聖子男女共同参画担当相は17日の記者会見で、新型コロナウイルス対策の外出自粛に伴い増加が懸念されるドメスティックバイオレンス(DV)被害に関し、通話無料の電話相談窓口を20日に新設すると発表した。番号は(0120)279889(つなぐ・はやく)。休日を含め午前9時~午後9時に受け付ける形で始め、29日夜に24時間態勢へ移る。
電子メールや会員制交流サイト(SNS)も相談に活用。政府の男女共同参画局ホームページで近く案内する。
最寄りの相談センターにつながる既存の電話(0570)055210も継続する。
外国語相談は5月1日からSNSで対応。英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語、タイ語、ベトナム語を対象とした。
また、宿泊場所の提供や行政手続きに関し、民間の支援団体やシェルターと連携を強化する。
橋本氏は「一人でも多くの支援につなげたい」と活用を呼び掛けた。