芸歴60年の松原智恵子 意外!?「言いたいことは言う」タイプ





美貌が衰えない松原智恵子。共演者から「つやつやしている」と言われたとか (C)東海テレビ

 女優の松原智恵子(75)が 芸歴60年にして初のSF作品!?に挑戦しているオトナの土ドラ「隕石家族」(土曜後11・40、東海テレビ・フジテレビ系)。

 松原は、主演の羽田美智子演じる主婦、門倉久美子とそりの合わない姑・正子役。「お茶、お花の師範免許を持ち、普段から着物を着こなす」「マイペースな平和主義者で息子を溺愛」「最近ではデイサービスに通い、そこで覚えた麻雀にハマっている」という少し濃いキャラの持ち主である。

 小松江里子原作・脚本の舞台は、巨大隕石の接近で地球滅亡まであと半年の運命にある東京。そこで幸せに暮らしていた門倉家(5人)に起こるスペクタクルホームドラマで、クランクイン前の顔合わせのとき、あいさつに立った松原は“らしい”エピソードを残している。

 「こんなかわいい孫(泉里香、北香那)と少し太っている息子(天野ひろゆき)と…DNA、入っているかしら?」

 その上品な容姿と口調のまま放たれたユーモアに、出演者たちは爆笑となった。

 1961年に映画「夜の挑戦者」で女優デビュー。年配の人ならテレビドラマ「ある日わたしは」(67~68年)「時間ですよ」(70~73年)「たんぽぽ」(73~78年)などが懐かしく思い出されることだろう。

 最近では、映画「ゆずの葉ゆれて」(神園浩司監督、2016年)で第1回ソチ国際映画祭・主演女優賞、第71回毎日映画コンクール・田中絹代賞を受賞している。さらに、最新映画「戦国ガールと剣道ボーイ~正々堂々~」(浜本正機監督、今秋公開予定)も待たれる。現在も多くの映画、テレビ・ネットドラマに出演を続ける松原に話を聞いた。

 --長いキャリアにして初のSF作品では?

 「来年で芸歴60年目になりますが、隕石が落ちて来るなんていうお話は初めてで、オファーをいただいた際は正直驚きました。顔合わせのときに『もし、そうなったらどうしますか?』と聞かれたので、私は『宇宙へ逃げます』と。そうしたら天野さんに『生き残る気かっ!』と言われてしまいました(笑)」

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