【アイラブNY】外出制限1カ月、癒しと温もりの午後7時

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市民らからの感謝の拍手に応える医療従事者ら=12日、ニューヨーク(ロイター)
市民らからの感謝の拍手に応える医療従事者ら=12日、ニューヨーク(ロイター)

 米国における新型コロナウイルス感染の中心地、ニューヨーク市で外出制限が始まって約1カ月間。この間、生身の人間と直接話をしたのは、自宅マンションのドアマンくらいだ。

 静まり返った街では救急車のサイレン音が一段と鳴り響く。新型コロナ患者が次々と搬送され、病院には遺体安置用に冷蔵トラックが横付けされている。

 3月初めは、地下鉄でマスクをしているアジア人に冷たい視線が注がれるほど、街は「ひとごと」だったのに…。ニューヨーク州のクオモ知事は4月15日、公共の場で他人との距離を保てない場合、マスクなどで口や鼻を覆うことを義務付けると発表。世界一にぎやかな街は、ゴーストタウン状態が続き、感染防止対策に日々奔走する。

 外出制限はそれほど厳しくない。気晴らしに公園に行くことは許されるし、スーパーに行けば、何でも思うように買い物ができる。日常生活に支障はないが、知人から「親戚が亡くなった」といった話を聞くことが増え、感染の恐ろしさを身近に感じる毎日だ。

 一日の楽しみは午後7時。ニューヨークでも医療従事者に感謝を込めて拍手を送るのが日課となっている。買い物帰りでも荷物を置いて拍手。運転中でも車を止めて参加する人もいる。人とのつながりを感じられ心がほっとする瞬間だ。(上塚真由)

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