経済産業省は１７日、欧米で新型コロナウイルスの感染防止に取り組む医療機関などへのサイバー攻撃が増えているとして、産業界に対策を怠らないよう要請した。民間企業トップらを集めた会議で対策を議論し、注意を喚起した。
経産省によると、サイバー攻撃は高度化し、手口も多様になっている。感染拡大に伴う社会の混乱に乗じ、偽サイトに誘導してＩＤやパスワードを盗む「フィッシングメール」も増加。既存の対策をすり抜ける攻撃を防ぐ仕組みの導入など、日本企業もリスク管理が改めて重要と判断した。
テレワークの急速な普及に伴い、従業員がパソコンを適切にアップデートしているかどうか確認する必要性などにも言及した。
