【ソウルからヨボセヨ】コロナで国家の再発見?

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韓国総選挙で当選した与党「共に民主党」の李洛淵前首相。右は夫人=15日、ソウル(聯合=共同)

韓国総選挙で当選した与党「共に民主党」の李洛淵前首相。右は夫人=15日、ソウル(聯合=共同)

 新型コロナウイルスの感染拡大下で行われ、海外でも話題になった韓国の総選挙は、左翼・革新系の政権与党が圧勝した。ソウルをはじめ首都圏では与党が完勝に近かった。もともと都市は若い世代が多く革新気分が強いところだが、今回の圧勝の最大要因について内外の見方は「コロナのおかげ」で一致している。

 そんな中で「国家の再発見」という見出しが付いた1面トップの解説があった(17日付、中央日報)。ソウル大政治学教授の寄稿文だが、まず結果については政治学にいう「愛国結集効果」そのものだという。

 その上で有権者は“コロナ事態”の中で国家の役割を再発見したとみる。税金だけとって規制ばかりするのが国家と思っていたら、ウイルスと戦って経済を立て直す役割を持った存在であることを知ったというのだ。

 そこで「国難克服」を叫んだ与党が勝ち、「政権批判」を主張した野党が負けたのは当然ということになるが、とくに異例の高い投票率は与野党の区別なく、国家に対する期待と参加意思の表れとみる。

 文在寅政権は予算バラマキ型で「国民は国が面倒をみる」という社会主義的政策を進め、民心をつかんできた面がある。なんでも国が面倒みてくれるという国民の期待にいつまで持ちこたえられるか。(黒田勝弘)

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