食料品は7%増 3月のスーパー売上高 外出自粛で客単価もアップ

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 日本チェーンストア協会が21日発表した3月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比0・8%増と、2カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛要請で、家庭での食事機会が増えて食料品が好調だった。全店ベースの売上高は1兆338億円だった。

 来店客数は0・7%増で、前月(4・1%増)と比べて伸び率は縮小した一方、客単価は4・1%増と前月(0・9%増)よりも伸び率は拡大した。来店頻度を下げ、1回の買い物量を増やす購買行動が浸透しつつあるようだ。

 既存店ベースの商品ごとの売上高では、食料品が7・1%増と大きく伸びた。農産品や精肉類、水産品の動きは良かったが、家庭内調理が増えた反動で総菜は前年並みにとどまった。日持ちするパスタやインスタント麺、冷凍食品の需要も高かった。

 ただ、売り場縮小などの影響を受けた衣料品は22・3%減。住宅関連品も2・6%減だった。卓上コンロやペーパー類など、在宅時間が伸びた影響で日用雑貨品は2・8%増だった。

 同協会の井上淳専務理事は、来店客増や新型コロナ対策の衛生管理などで、店舗従業員の負担は増えていると強調。多人数での来店や、従業員への過度な要求といった行動もみられるとして、「感染防止にはお客さまの協力が必要。できる限り普段通りの買い物をしていただきたい」と呼びかけた。

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