「ザ・ノンフィクション」銀賞受賞 国際的メディアコンクールで

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病床の住職・廣中邦充さんを見舞うタクマ (C)フジテレビ

病床の住職・廣中邦充さんを見舞うタクマ (C)フジテレビ

 22日(日本時間)に開催された国際的メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で、フジテレビ制作の「ザ・ノンフィクション おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~」(昨年6月2日放送)がドキュメンタリー・宗教哲学部門の銀賞を獲得した。

 1957年に発足した同フェスは、テレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなどあらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的コンクール。約50カ国からエントリーがあった今回は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け授賞式は行われず、同フェスのウェブサイト上で動画公開の発表形式となった。

 受賞作は“平成の駆け込み寺”と呼ばれ、非行や虐待、いじめ、薬物依存などの理由から親元で暮らせなくなった子供たちの居場所となる小さな寺が舞台。バイクの窃盗を繰り返し13歳で少年鑑別所に送致される寸前だったショウと“九州の中学生ヤクザ”といわれるほどのワルだったタクマ…壮絶な思春期を過ごした2人の11年間の映像記録である。

 そこで、子供たちから“おじさん”と呼ばれ、第2の父親のような存在だった住職・廣中邦充さん。肺がんに侵されながらも強靱な精神力で病と闘い、最期まで子供たちに手を差し伸べ続けた。熱血和尚と悩める子供たちの心の触れ合いを描いている。

 西村陽次郎チーフプロデューサーは「昨年の銅賞を上回る銀賞受賞。この物語が海外でもすばらしい評価を得たことは本当にうれしく、今後もこうした“人間が生きる上での普遍的なテーマ”にカメラを向けて番組を作っていきたい」と語る。

 取材・構成・演出を担当した八木里美さんは「取材を始めた2007年はIT革命全盛期。ネットを使ったいじめ問題など子供を取り巻く環境は急激に変化していた。しかし,寺に来る子供たちは、変わらず“愛情”“ぬくもり”“人間関係の強い結びつき”を渇望していて、それらを家庭や学校のなかで得られないでいた。彼らにとって廣中さんはその穴を埋めてくれる存在であり、親に代わる強力な“後ろ盾”だった。令和となった今も虐待や子供の自殺の数は増える一方。命を賭して子供たちと向き合う廣中さんの姿が“今もどこかで悩み苦しむ子供たちを救う一助になれば”という思いで制作を続けてきた」と話している。

(産経デジタル)

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