【ポトマック通信】観客がいないプロレス

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中継スタジオ近くに駐車する米プロレス団体「WWE」のトレーラー=14日、フロリダ州オーランド(AP)

中継スタジオ近くに駐車する米プロレス団体「WWE」のトレーラー=14日、フロリダ州オーランド(AP)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、米プロバスケットボールNBAがシーズンを中断し、大リーグも開幕の見通しが立たない。そうした中、米国でただ一つ、試合をテレビで毎週生中継しているプロスポーツ団体がある。世界最大のプロレス団体WWEだ。

 選手間の感染への懸念などから他の競技が興行を見合わせる中、WWEが中継を続けていられるのは、団体の拠点の一つである南部フロリダ州が今月9日、プロスポーツについて銀行や薬局と同様の「生活に必須のビジネス」に位置付ける行政令を出したためだ。

 ただ、この行政令には一定の条件がある。観客を入れての試合は感染予防のため禁止されているのだ。

 このためWWEは、同州にあるスタジオから中継を行っているのだが、レスラーたちは無人の客席方向に向けてマイクアピールを強いられるなど、いかにもやりにくそうだ。

 プロレスの無観客試合といえば、アントニオ猪木対マサ斎藤の「巌流島の戦い」(1987年10月4日)がファンには名高い。

 だが、プロレスは観客がレスラーの一挙一動に声援で応え、レスラーも観客を意識しながら試合を組み立てていくのが本来の姿だ。満員の会場が一体となって熱戦を体感する。そんな幸せが早く戻ってきてほしい。(黒瀬悦成)

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