電子情報技術産業協会(JEITA)が22日に発表した3月のパソコンの国内出荷台数は、前年同月比22・6%減の79万2千台と、2カ月連続で大幅に減少した。
基本ソフト「ウィンドウズ7」が1月にサポートを終了したことに伴う買い替えが一服したことのほか、新型コロナウイルスの感染拡大で部品調達の遅れなど生産への悪影響が続いていることが要因という。
一方、在宅勤務の拡大によるノートパソコンの需要は増えている。担当者は「生産が安定してくれば、前年比での下げ幅は小さくなるだろう」と指摘した。
同時に発表した令和元年度の国内出荷台数は前年度比28・1%増の947万5千台だった。ウィンドウズ7のサポート終了に伴う買い替え需要が押し上げた。