【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が同日、シリアのアサド大統領に礼電を送り、祖父である故金日成(キム・イルソン)主席の生誕108周年の記念日「太陽節」(今月15日)にアサド氏が祝電を寄せたことに「深い謝意」を伝えたことを報じた。
金正恩氏は礼電で、北朝鮮とシリアの親善・協力関係が「さらに強化され発展するものと確信している」とし、「あなたが健康であり、責任ある事業でより大きな成果を収めることを祈る」と伝えたという。
正恩氏は太陽節に姿を現しておらず、健康悪化説が出ている。アサド氏は今月11日付で金正恩氏に祝電を送っており、金正恩氏も17日、アサド氏に対しシリア独立74周年を祝う祝電を送ったことが報じられている。