韓国銀行（中央銀行）は２３日、２０２０年１～３月期の実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）が前期比で１・４％減となったと発表した。マイナス幅は金融危機の影響を受けた０８年１０～１２月期（３・３％減）以来の大きさ。新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化が影響した。
民間消費も前期比６・４％減となった。最近は国内の新たな感染者数が１桁台の日もあるなど、感染拡大への懸念は弱まっているが、世界経済の成長鈍化が予想される中「コロナショック」への警戒感が強まっている。
韓国政府によると、３月の就業者数は２６６０万９０００人で、前年同月比で１９万５０００人減った。韓国メディアによると、リーマン・ショックの影響を受けた０９年５月以来の減少幅となった。（共同）
