布マスク「政府要請で緊急生産」 回収の興和と伊藤忠が説明

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 新型コロナウイルスの感染防止策として政府が配る布マスクに汚れがあった問題で、興和(名古屋市)と伊藤忠商事は24日までに、マスクを政府に納入した経緯を説明した。興和は「政府からの要請のもと、海外の協力工場を活用した緊急生産を推進した」とコメント。伊藤忠は「国家の緊急事態で、感染拡大防止の一助と考えた」とした。

 両社は23日、マスクの未配布分を全て回収することと、検品体制を通常よりも強化する方針を発表し、同時に納入までのいきさつを開示した。

 伊藤忠は「政府が国内マスクメーカーに生産要請をしたものの、必要とする数量に対して十分な量を賄うことができなかった」と指摘。政府がマスクメーカー以外の企業に生産を求めた一環として、強い要請を受けたと明らかにした。

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