休日明け30日午前の東京株式市場は、米株高や経済活動の再開期待から買い注文が広がり、日経平均株価は大幅反発した。上げ幅は一時500円を超え、取引時間中としては3月9日以来約2カ月ぶりに節目の2万円台を回復した。
午前9時15分現在は休日前の28日終値と比べて513円38銭高の2万0284円57銭。東証株価指数(TOPIX)は25・51ポイント高の1474・66。
前日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補レムデシビルで肯定的な試験結果が出たことを好感して大幅反発。日本でも政府が企業からの申請があれば手続きを簡略化する「特例承認」をレムデシビルに適用するとの方針を示し、早期の経済活動再開への期待感が高まった。