櫻井よしこ氏ら憲法改憲訴え 改憲派集会、コロナ禍でネット中継





櫻井よしこ氏

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏らが主催する「公開憲法フォーラム」は憲法記念日の3日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で集会を中継し、憲法審査会の早期開催や憲法改正の必要性を訴えた。

 櫻井氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が発令した緊急事態宣言について「首相にも知事にも命令する権限がない。これは憲法の精神に由来する」と問題提起。「国家は悪である、国家は縛りつけなくてはならないという精神でできてしまった。日本国憲法は国家なき憲法だ」と強調した。

 中でも9条に関しては「国家が国民のために戦う権利を認めないとなっている。地球上に約200の国と地域があるが、このようなことを憲法で定めている国は間違いなく日本だけだ」と指摘。新型コロナの収束後、米中対立の深刻化など国際情勢の変化を予見した上で「日本国民が日本国を守らなくて、いったい他の誰が守るのか」と語り、早期の改憲を訴えた。

 米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏は、米国と比べて日本の緊急事態宣言に強制力がないと述べ、「それで果たして取るべき措置をタイムリーにとれるのか。非常に不安だ」と続けた。政府の感染防止策については「民間の協力を得て対応することができないのであれば、(憲法に)緊急事態条項を加えなければならない」と主張した。

 憲法フォーラムが発表した声明文では、日本維新の会を除く野党が憲法審査会の開催に応じていない現状を批判。「国会の軽視、国会議員としての責任の放棄以外の何物でもない」と断じた。新型コロナの感染拡大を踏まえ「国民の生命と暮らしを守る国家の責任を果たすために、ただちに憲法論議を開始し、速やかに憲法改正の国会発議を実現するよう要望する」と締めくくった。



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