トランプ米大統領は3日、新型コロナウイルスの脅威について、自分が中国からの渡航を禁じた1月下旬の直前まで情報機関から重要な問題として提起されなかったとツイッターに投稿した。こうした報告を先ほど受けたといい「自分は正しかった」と書き込んだ。
トランプ氏が当初、新型コロナを軽視し、対応が遅れたことへの批判は大きい。11月の大統領選を左右する中西部などの接戦州では、経済失速もあって支持率を落としており、自己正当化する狙いがありそうだ。
トランプ氏によると、1月下旬まで情報機関は新型コロナについて「脅威ではないという調子」で語っていたという。初期対応を非難してきたメディアを「フェイク(偽)ニュース」とののしる一方で、自身の中国からの渡航禁止措置によって「多くの人命が救われた」とも強調した。(共同)