レムデシビル「米側に供給要請」 西村担当相、アビガン承認も言及





緊急事態宣言の延長について参院議院運営委員会で答弁する西村康稔経済再生担当相=4日午後、国会・参院第1委員会室(春名中撮影)

 西村康稔経済再生担当相は4日の参院議院運営委員会で、米製薬会社が開発した新型コロナウイルス感染症の治療候補薬「レムデシビル」について「米国側にしっかり供給してもらえるよう、厚生労働省、外務省を通じてお願いしている」と述べた。

 レムデシビルをめぐっては、日米で共同治験を行ったほか、政府が海外での承認、許可を条件に国内審査の手続きを簡略化する「特例承認」に向けて政令を改正した。承認されれば国内初の新型コロナ治療薬となる。

 また、西村氏は、治療薬の有力候補とされる国産の新型インフルエンザ薬「アビガン」について、「大変期待が高いと思うし、すでに観察研究として2千例以上の投与が行われている」と指摘。企業治験などのデータも集まってきているとしたうえで、「有効性が確認されれば薬事承認を行っていく方針で臨んでいる」と述べた。



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