香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは5日までに、中国が開発を進めてきた長距離戦略ステルス爆撃機「轟20」を、今年11月に広東省珠海市で開かれる予定の国際航空宇宙ショーで公開する可能性があると報じた。
消息筋の情報として、年内にも配備の準備が整うとの見通しを伝えた。一方で、新型コロナウイルス感染症をめぐって米国との緊張が高まる中、指導部が配備に関して慎重に検討しているとの分析もあるとした。
轟20は核ミサイルを搭載可能で、航続距離は8500キロ以上とみられている。従来の空軍の爆撃機「轟6K」に比べて攻撃可能な範囲が倍増し、日本やグアムの米軍基地に到達できるとされる。(共同)