外出制限中に既婚者と密会 英政権助言の疫学者辞任

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 ジョンソン英政権に新型コロナウイルス対策を助言する諮問委員会メンバーの著名学者が、英市民に厳しい外出制限が課されているさなかに、自宅で既婚者の女性と密会していたことが分かり、委員を引責辞任した。英紙デーリー・テレグラフ電子版が5日、報じた。

 辞任したのは理系の名門大インペリアル・カレッジ・ロンドンの疫学者、ニール・ファーガソン教授(51)。英政府がロックダウン(都市封鎖)を実施しなければ数十万人が死亡するとの分析を発表し、市民が外出制限に従う必要性を主張。メディアにたびたび登場し「ロックダウン教授」と呼ばれていた。

 英政府が3月下旬に外出制限を導入した後、ファーガソン教授は女性(38)を少なくとも2度、自宅に招いていた。「新型コロナの陽性反応が出た後に自主隔離したので、自分に免疫があると思っていた。深く後悔している」と釈明している。

 英国では現在、外出は必要最低限の買い物や病院通いなどに限られ、警察には違反者の身柄拘束も認められている。(共同)

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